自己肯定感を上げるOUTPUT読書術 2021 アバタロー

・まず、youtuberっていろいろおるんやね・・・全然知らんかった
20万くらいの登録者がおる人らしいが
もしかしたら動画で同じ内容を出しとるのかもしれんけど、本にしてくれた方が有難い
動画やと何も入って来んしね

 

・読書する→outputする→自己肯定感が上がる
ということらしい
読んだ内容を整理して、要約する、それを書くのか話すのかして出力する
という読書の1セットを何度も繰り返すことで、知識が定着する
いろんなジャンルを読むことで、知識の幅も広がる
何より、自分の価値観が鮮明になって、自己理解に繋がる
そんな読書をずっと続けてたら、当然自分のこと好きになるよね! みたいなこと
自己理解なんは分かるけど、それが自己肯定感にもなるってなると、そうなんか・・・って感じ
逆に自分のしょうもなさの再確認になることも、あるけんね

 

・読書の楽しみ方を、食事になぞられるのは、面白い
確かに、どう食べたら美味しいのか、っていうのは自分で体験せんと分からん
俺もここまで読書するようになったのも、たまたまドグラマグラを読んだけん、なんよね
ああいう読書体験を通じてしか、読書の面白さは分からん・・・
あのレベルの面白さを追うために、読書続けとるしね
なかなか当たりに出会うんは難しいけど

 

・薬として読書
これも分かる気がするわ
知り合いが占いみたいな、2万もする性格診断をやって、笑いながらやっぱ自分はここが弱点やわ・・・みたいないいよったが
結局本も自分が理解できる部分だけ理解できるし、その時に悩んどることが本に反映されるというかね
鏡なんよね、自分の頭で話題になっとることが、まるで他から言い当てられたように見える
が本当は自分で見つけとるだけなんやけど
そういう自己理解を通じて、ストレス解消になるとか、メンタル強くなるってことか

 

・その本から何を手に入れるのか、目的を持って読め
これもなんかで聞いたことある・・・があんまり気にして読んどらんわ
全く興味ない分野の本も出来る限り読んでみたいしね、偶然の出会い
まあそういうことではないのかもしれんが・・・これは難しい

 

・タイトルと目次から、仮説を考えてみて、から読書する
これも・・・分かるけど、それをやると興味がなくなるんよね・・・
文庫の裏によくあらすじかいとるけど、ほんと辞めて欲しい
あれすれ見たくないんよね・・・一切のネタバレなく、楽しみたい
こういうビジネス書でも、絶対先に情報入れんようにしとるし、目次も飛ばしとる
映画の予告編も絶対見らんし、逆に見てしまったらもう映画館では見れんし・・・
リゾートバイトっていう映画去年見たけど、見終わった後に予告見たら、本当に最低やった
絶対に出したら駄目なパンドラのあの半紙が出てくるけんね・・・
やっぱり客呼ぶためには、ある程度のネタバレは必要ってことなんかね

 

・しかし、読書は投資で1000-2000円で最高の知識が手に入る・・・のに、俺は図書館ばっかやわ
無料で死ぬほどあるけん、最高

 

・装飾体っていう言葉があるって知らんかった
三島由紀夫がよく使ったものらしい

 

・情報の3要素は、事実、ノウハウ、思想
そうなんや、知らんかったわ
なんか、文系と理系の違いが、哲学者はこう考えた、っていう一人とか1回の知識に対して、
数学とか物理の公式は未来永劫使える知識、みたいな聞いたことあるけど
そういうのをばらしていくとこの3つのどれかになるってことなんかね
小説と随筆はどちらも思想に分類される。のは分かるが、俺の未解決の問題で、
江戸川乱歩とか谷崎潤一郎の作品は素晴らしくてすらすら読めるんやけど
彼らの随筆になると、何故か全く入って来ん・・・これ何で?
好きな人がかいとるのに、もかかわらず入って来ん・・・不思議

人工知能の核心 2017 羽生善治

・2017の本やけど、2016に番組で取材した内容を元にしたもの。
当時はまだ電王戦がニコニコでやっとって、俺的にはそんなに盛り上がってはなかったと思うが・・・
というのも最初の電王戦(2013くらい?)でもう3勝1負1持将棋やったけん、ここが最高潮やった
もう実力的にはプロ超えとって、その後からはプロが少しでも戦えるようにルール変わっていったような・・・

・しかも2016はアルファ碁が韓国の棋士に勝った年でもある

・面白かったのは、羽生さんが若手棋士に対して、難しい局面での対応能力が足りてない、みたいな指摘を書いとるとこ
あんまり羽生さんが直接的具体的なことを言うのって珍しい気するし
やっぱり世の中が便利になりすぎていくと、人間が頭を使う機会が減って、衰えていくんかね
時代背景もあるけん仕方ないけど、昔の人が凄いっていう話になってしまう
実際そうやけどね
しかし、この時はまだ藤井さんという稀代の天才のさらに各上の天才棋士が現れるなんて思っとらんかったやろうけど

・後、羽生さんが何かの番組で、将棋を含め日本の伝統文化は「コンパクト」である、って言いよったが、
この本にも似たようなのがあった。
物量に物を言わせる白人達と、限られたリソースの中でソフトウェアを最適化していく日本人
このコンパクトっていうのは、元々将棋はもっと盤面が広くて駒も多くてっていうのから、今の本将棋にルールが洗練されていった、という流れのことを言っとるらしい
そういえば、ファミコンもメモリの容量が少なくて、節約のために雲と草を同じデータの色違いにした、みたいな話もあるし
最近気づいたのが女の子がよくやっとるネイルも、めっちゃ日本的やと思う
あんな狭い所で、絵やら文字やら書いて、5本10本でばちっと決めてくる感じ
制限された空間の中での最適化、みたいなもの?
ガラケーでデコレーションとか流行ったのも似た感じか、最近全く見らんが
プログラミングで一番短いソースで完璧にロジック組めたときの快感にも通じとるかも

・pepper君の感情地図、aiの水平線効果、この辺りはsfのネタになりそうな感じで面白かった
そういえばいつかの電王戦で、「角不成」で勝ったのがあったけど、これも今考えると面白い
aiは開発者がその分野に精通しとらんくても、ディープラーニングで勉強させれば勝手に凄くなるらしい
aiがどういう勉強をして、どんな知識を獲得して、その知識をもとに思考して、何かしら出力する、っていう過程が全部ブラックボックスになっとる・・・
その裏を突いたような角不成事件やったか・・・
しかし、別に電王戦なんて仕事やないし、テストとかデバッグとかも時間かけてやっとらんと思うんよね
やけん、プロの先生方がデバッグしてくれた、みたいな感じで、何かしょうもなかった思い出ある

・羽生さんは将棋の勉強もあるやろうに、取材もして、執筆もして、いろんな分野に触れて・・・尊敬